電通は2月17日、日本の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2024年 日本の広告費」を発表した。2024年の総広告費は通年で7兆6,730億円(前年比104.9%)となり、2021年から4年連続で成長し、3年連続で過去最高を更新した。
同社は日本の広告費を、「マスコミ四媒体広告費(新聞、雑誌、ラジオ、テレビメディア広告費の合算。それぞれの広告費には制作費も含まれている)」「インターネット広告費(インターネット広告媒体費、物販系ECプラットフォーム広告費、インターネット広告制作費の合算)」「プロモーションメディア広告費(屋外、交通、折込、DM<ダイレクト・メール>、フリーペーパー、POP、イベント・展示・映像ほかの合算)」に分けて、調査・分析を実施。
電通メディアイノベーションラボ 研究主幹の北原利行氏は、「日本の広告費は2021年から成長しているが、コロナ禍を経て順調に回復している。マスコミ四媒体広告費、インターネット広告費、プロモーションメディア広告費がいずれも成長したのは2014年ぶりのこと」と述べた。