日立製作所(日立)とオカムラは2月27日、日立のAI物流ソリューション「Hitachi Digital Solution for Logistics(HDSL)」を活用し、オフィス家具の配送業務の効率化に向けた共創を開始すると発表した。これにより、ドライバー不足や配送コストの上昇といった「2024年問題」の解決を目指す。

  • 「Hitachi Digital Solution for Logistics」の主要機能と効果

    「Hitachi Digital Solution for Logistics」の主要機能と効果

日立のHDSLは、AIやIoT技術を活用した物流ソリューション。今回の取り組みでは、このソリューションを活用してオカムラのオフィス家具配送における業務プロセスの最適化を図る。

具体的には、デジタル技術を活用した配送計画の自動化やトラックへの積み付け方法の最適化、配送状況の動態管理(ドライバー業務の見える化)を実現することで、CO2排出量の削減およびドライバーが不足する物流の「2024 年問題」の解決を目指す。

2025年12月には、神奈川県横浜市のオカムラ横浜物流センターにてHDSLの本格運用を開始し、将来的には全国の物流センターへ展開する計画だ。

なお、日立は3月4日~7日に東京ビッグサイトで開催される「リテールテック JAPAN 2025」のグループブースにおいて、この事例および関連ソリューションを紹介する予定だ。