高知県吾川郡いの町、程野地区自然美化維持協議会、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は、いの町吾北地区に位置する観光地「にこ淵」の環境整備事業を進めてきた。NTT Comは2月26日、整備が完了し、新たな遊歩道や公衆トイレなどをオープンすることを発表した。

なお、同事業は観光庁が実施する「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」に採択され実施したものだ。

環境整備の背景

いの町は「豊かな自然環境や地域資源を活かした魅力あるまちづくり」を振興計画の基本理念で掲げ、交流人口の拡大に努めるなど地域の活性化を進めている。

そこで3者は「仁淀(によど)ブルー」の聖地として近年SNSなどで認知度が高まっている滝つぼ「にこ淵」に着目し、車両のナンバーと台数を把握できるAIカメラを通じて来訪する車両の把握を実施した。その結果、約80%が高知県外からの訪問であると推測されるデータが取得できたため、にこ淵を中心として交流人口増加を図る取り組みを開始することにした。

  • AIカメラで取得した来訪車両データ

    AIカメラで取得した来訪車両データ

勾配の緩やかな遊歩道

この記事は
Members+会員の方のみ御覧いただけます

ログイン/無料会員登録

会員サービスの詳細はこちら