Cybersecurity Newsは2月24日(現地時間)、「Beyond OpenAI: Apple Tests Google's Gemini in Latest iOS Beta」において、AppleのAIプラットフォーム「Apple Intelligence」がGoogleのAIプラットフォーム「Gemini」に対応する可能性があると伝えた。
現在、Apple IntelligenceはOpenAIのChatGPTに対応しているが、これにGeminiの選択肢が加わるという。
iOS 18.4ベータ版からテスト開始か
Gemini対応の可能性は、Apple製品専門のニュースサイト「MacRumors」のアナリストを務めるAaron氏により発見された。同氏がXに投稿したメッセージによると、Apple Intelligenceのバックエンド選択オプションに、Google Geminiが存在するという。
このオプションはiOS 18.4ベータ版のコードから発見された。Cybersecurity Newsによると現時点では初期のテスト段階にあり、ユーザーはGoogle Geminiにアクセスできないという。また、AppleはGoogleとの検証作業に時間をかけると推測されており、iOS 18.4の正式リリースには間に合わないと予想されている。
Gemini 2.0に対応と予想
Googleは2024年12月11日(米国時間)、「Google introduces Gemini 2.0: A new AI model for the agentic era」においてGemini 2.0を発表している。高度な推論と長いコンテキスト機能により複雑なトピックを解決し、強力なディープリサーチ機能を提供する。
新しいApple Intelligenceは、この最新のAIモデルに対応すると予想されている。AppleおよびGoogleは詳細を公表しておらず、推測の域を出ないが、サブスクリプションの加入者獲得のため最新のAIを世界中のユーザーに提供するとみられている。
Apple Intelligenceは4月から日本語にも対応する予定だ。対応機種は「Apple Intelligence - Apple(日本)」にて公開されており、最新のAIサービスを体験したいユーザーは今のうちにデバイスを用意することが望まれている。