Microsoft専門のニュースサイト「Windows Latest」は2月17日(現地時間)、「No, Microsoft is NOT dropping Windows 11 support for Intel 8th, 9th, and 10th Gen chips」において、Windows 11バージョン24H2のサポートCPU一覧が更新されたと伝えた。
古いIntelプロセッサが新たに対象外となったが、ユーザーへの影響はないとして誤情報に注意するよう呼びかけている。
新しいサポートCPU一覧
Microsoftは2月13日に更新したOEM(Original Equipment Manufacturing)向けサポートCPU一覧において、第8世代、第9世代、第10世代のIntelプロセッサを対象外とした(参考:「Windows processor requirements Windows 11, version 24H2 supported Intel processors | Microsoft Learn」)。
これにより該当CPUを搭載しているWindows 11バージョン24H2ユーザーに動揺が広がったが、Microsoftは次のように説明しておりユーザーに影響はない。
OEMは新しいWindows 11デバイスに以下のCPUを使用することができます。
つまり、このCPUの条件はMicrosoftのライセンスを取得してPCを出荷するOEM企業の「新製品」にのみ影響を及ぼし、ユーザーには影響しない。MicrosoftはAI搭載など高度な機能や優れたエクスペリエンスの提供を目指しており、その一環としてOEM企業に高性能なCPUの利用を推奨したとみられる。
最小システム要件に変更なし
Microsoftが公開しているWindows 11の「最小システム要件」に変更は確認されていない。また、Windows Latestの問い合わせに対し、Microsoftは「要件に変更はない」と回答し、第8世代、第9世代、第10世代のIntelプロセッサも引き続きサポートすることを明らかにした。
Windows Latestは「古いIntelプロセッサを廃止した」と主張する情報が出回っており、混乱を招いていると指摘。Windowsユーザーに正しい情報を把握して惑わされないよう促している。