Microsoftは2月14日(米国時間)、「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications|Microsoft Learn」において、ASUSの一部のノートPCにWindows11バージョン24H2をインストールできない不具合を修正したと発表した。
不具合の概要は「ASUSの一部ノートPC、Windows11バージョン24H2で不具合 | TECH+(テックプラス)」にて報じたとおり。特定のハードウェアコンポーネントとの互換性に問題があり、インストールを試みるとブルースクリーン(BSoD: Blue Screen of Death)が発生していた。
不具合が存在する製品と改善手順
ASUSおよびMicrosoftの調査により、不具合は次のデバイスに存在することが特定された。
- X415KA BIOSバージョン311およびこれ以前のバージョン
- X515KA BIOSバージョン311およびこれ以前のバージョン
この不具合を改善するには、ASUSが提供する最新BIOSにアップデートする必要がある。このアップデートは重要なアップデート(CU: Critical Update)に分類されており、Windows Updateから入手可能となっている。
そのため、Windows11バージョン24H2のインストールを希望する当該製品の利用者は、最初にWindows Updateの指示に従いBIOSアップデートを実施する必要がある。BIOSアップデートを完了すると、しばらくしてセーフガードホールド(互換性の保留)が解除される。その後、Windows UpdateにWindows11バージョン24H2のインストールが通知される。
Microsoftはこのセーフガードホールドについて、アップデートを完了するデバイスの増加に伴い徐々に解除されるとしており、アップデート直後にWindows11バージョン24H2をインストールできるとは明言していない。そのため、しばらく待たされる可能性がある。
この制限を回避して速やかにインストールしたいユーザーは、BIOSアップデート後にインストールメディアを作成して手動でインストールできる。しかしながら、Microsoftは手動によるインストールを推奨しておらず、Windows Updateに更新が通知されるのを待つよう推奨している。