米NetAppの日本法人であるネットアップは1月30日、同28日の「NetApp INSIGHT Xtra」開催に合わせて来日した米国本社CEOのGeorge Kurian(ジョージ・クリアン)氏による、事業戦略や製品戦略に関する説明会を都内で行った。
“質の高いデータ”を持つ必要性
まず、クリアン氏は「日本は当社にとってアジア最大のマーケットだ。私たちはデータインテリジェンスの時代にいる。これはデータの第三世代であり、第一世代はドキュメントなどの書面をコンピュータ上にデジタル化すること、第2世代はビジネスプロセスに特化したデータの履歴を時間軸でたどり限定的に確認することだった。そして、第三世代は顧客、社員、パートナー、サプライヤーなどの情報すべてを組織内におけるデータとして統一化するものとなる」と述べた。
同氏は、顧客を深く理解するためにはCRM(Customer Relationship Management)やオーダーマネジメントシステムにある取引情報に加え、顧客とのEメールやオンライン会議などの情報をすべて組み合わせて統一化していくことが求められているという。