Microsoftは1月17日(米国時間)、「Classic Outlook crashes on reply and forward - Microsoft Support」において、従来のOutlook(Classic Outlook)からメールを返信または転送するとクラッシュする可能性があると報じた。
すでに将来のリリースに修正が含まれることを明らかにしているが、それまでの間の回避策としてダウングレードを推奨している。
不具合の概要
Microsoftの発表によると、この不具合は次の条件をすべて満たした場合に発生する可能性がある。
- 従来のOutlook(Classic Outlook)バージョン2412(Build 18324.20168)をインストールしている
- 新しいメールの作成、返信、転送のいずれかを実行する
影響を受ける製品は次のとおり。
- Outlook for Microsoft 365
- Outlook 2021
- Outlook 2019
- Outlook 2016
対策
この不具合は、2025年1月28日にリリースを予定しているバージョン2501(Build 18429.20000)にて修正される。それまでの間、影響を受けるユーザーに対し、次の手順でダウングレードすることを推奨している。
- 管理者権限のコマンドプロンプトを開く
- コマンド「cd %programfiles%\Common Files\Microsoft Shared\ClickToRun」を実行する
- コマンド「officec2rclient.exe /update user updatetoversion=16.0.18227.20162」を実行する
- 自動更新を停止するためOfficeアプリを起動し、「ファイル」→「アカウント」→「更新オプション」→「更新を無効にする」をクリックする
なお、自動更新の恒久的な停止は推奨されていない。そのため、特別な理由がなければ2月11日(2月のアップデート予定日)以降に自動更新を有効にすることが望まれている。