Cybersecurity Newsは1月16日(現地時間)、「The Rise of AI Search: Google Search Market Share Dips Below 90%」において、Google検索のシェアが90%を割り込んだと伝えた。

原因として生成AIの台頭を挙げ、過去3カ月間シェアを回復できていないと指摘した。

  • The Rise of AI Search: Google Search Market Share Dips Below 90%

    The Rise of AI Search: Google Search Market Share Dips Below 90%

減り続けるGoogle検索のシェア

これまでGoogle検索は90%台のシェアを常に維持していた。しかしながら、2024年10月に90%を下回り、それ以来90%台を回復できなくなっている。StatCounterが公開した統計データによると、2024年10月のシェアは約89.34%、11月は約89.99%、12月は約89.73%となっている。

  • 2023年12月から2024年12月までの検索エンジンのシェア推移 - 引用:StatCounter

    2023年12月から2024年12月までの検索エンジンのシェア推移 引用:StatCounter

原因と将来の可能性

Cybersecurity NewsはGoogle検索のシェア低下の原因として、生成AIの台頭を挙げている。具体的にはAIチャットボット型検索エンジンの「Perplexity」や「ChatGPT」を利用するユーザーが増え、コンテンツ検索にアプリの利用が広がっているという。

もっとも、Google検索のシェアは他の検索エンジンと比較して圧倒的な強者であることには変わりない。シェア低下がこのまま続いたとしても、現在の低下率なら支配的な地位は当面安泰と言える。

それでも、Cybersecurity Newsは現在の検索エンジンの重要性は必然的に低下すると予測した。そう遠くない将来、生成AIがその座を奪う可能性を示唆している。