電通と電通PRコンサルティングは1月20日、社会的視点やPR視点に立ったクリエイティブ(CR)開発で企業の新たな価値創造に貢献する事業ユニットである「PR×CR UNIT」を同日から始動することを発表した。

同UNITは、PR視点を生かしたクリエイティブ開発に数多くの実績を持つクリエイティブディレクターやコピーライター、アートディレクター、PRプランナーなど約40人の多彩なメンバーで構成されている。

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PR×CR UNITの概要

情報過多な現代において、ブランドのつくり方や情報の伝え方など、企業のコミュニケーションはより複雑化・高度化し、単にメッセージやパーパスを発信するだけでは人の心を動かすことが難しくなってきている。

特に企業の経営層やマーケティング部門においては、社会的視点やニーズ、ローンチ後のインパクトや話題、パブリックな反応・影響力などを事前にイメージし、具体的なサービスやアクション、アイデアなどをつくる「ファクト(事実)づくり」に注力する傾向が強まっている。

このような状況を踏まえ、PR×CR UNITは、社会的視点やメディア視点などを的確に捉えてインパクトを生み出すPRの技術と、人の心を動かすモノ・コトを実際につくり出すクリエイティブ(CR)の力の掛け合わせることで、企業のマーケティング活動における「ファクトづくり」と、さらに付加価値をつけていく「ファクト磨き」を支援する。

PR×CR UNITの取り組み

具体的には、製品やサービスの企画段階からPR視点を重視し、その概念や技術などに新たな価値や文脈を付加したファクトをつくり出し、それをベースにしたストーリー開発を行う。

PR×CR UNITでは、こうしたPR視点とクリエイティブ力の掛け合わせで生まれるファクトをブランディング・アクションと定義し、その開発・実行を支援するプロジェクトや、顧客企業とのワークショップなどを実施していく構え。