noteは1月14日、Googleと資本業務提携を締結したことを発表した。GoogleのAIモデル「Gemini」を活用した新機能の開発を開始し、クリエイター支援ツールや企業向け炎上防止ツールを2025年2月以降に提供予定。
クリエイター向けの機能では、noteの記事編集画面からGeminiが利用可能となり、クリエイターがアイデアの拡充や表現の向上を図り、独自の創作活動に専念できる環境を提供する。企業向けには、Geminiを活用して炎上を事前に防止するツールやコンテンツ分類・リコメンドツールなどを強化。メディア企業をはじめとした多様な企業への提供をめざすという。
noteの記事編集画面からGeminiを使うことで、記事のテーマやキーワードから関連するアイデアを提示して創作のヒントを提供しスムーズな執筆をサポートするほか、長い文章の要約や整理された構成の提案で内容を明確化して伝わりやすい文章を作成可能。
さらに、入力した文章に対して適切で洗練された表現を提案し、誤字脱字や文法ミスのチェックに加えて、不適切な表現や誤解を招く可能性のある内容の確認も行うことで、アイデアの膨らませから文章の校正・校閲まで幅広く支援するとしている。
また、企業向けには、法人向け高機能プラン「note pro」において、投稿のリスク検知機能を強化し、より高度なチェックを実現するとともに、Geminiの自然言語理解能力を活用してコンテンツ分類やリコメンド技術を進化させ、将来的には子会社のnote AI creativeを通じて外部サービスへの有償提供も検討しているということだ。