【新しい成長を遂げる!巳年生まれの企業トップたち】岩谷産業会長兼CEO 牧野明次さん

「水素元年」と言われたのが2015年ですから、25年はちょうど10年目の節目の年です。その年に年男を迎えるのは大変感慨深いものがあります。

 2030年に当社は100周年を迎えます。その年は、政府が掲げる水素基本戦略では水素の社会実装が始まる年ですから、25年はそこに向かう意味で非常に重要です。「乙巳」は努力を重ねて物事を安定させる縁起のいい年だと言われています。リーディングカンパニーとして、水素エネルギー社会の実現に向けてスピードを緩めずに邁進したいと思います。

 25年は大阪・関西万博が開催され、当社は水素燃料電池船「まほろば」を運航します。世界中から来られる多くの皆様に水素社会を実感いただく絶好の機会ですから、ここでしっかりとPRし、水素社会実装に弾みを付けたいと考えています。

 水素は今、世界で注目を集めているエネルギーですが、気候変動などの社会課題解決に貢献することで、世の中に必要とされる企業であり続けたいと考えています。

(大阪・本町の本社にて。大阪・関西万博で運航する水素燃料電池船「まほろば」の模型の前で)