IoTコンサルティングはこのほど、光回線やWi-Fiの最新情報を届けるメディア「ぴかまろ」で、Wi-Fiルータを交換するとネット速度が改善するかについて聞いた調査結果を発表した。調査対象は、インターネット回線を利用している計300人。

インターネットの接続方法

インターネットへの接続方法を聞いたところ、光回線が208件と圧倒的に多い結果となった。これに、モバイルWi-Fi(ポケット型Wi-Fi、ホームルータ)が65件、ケーブルテレビが24件で続いた。

Wi-Fiが遅い・不安定と感じる頻度

Wi-Fiについて、「遅い」「不安定」と感じる頻度を聞いたところ、ほぼないという回答が125人と最も多く、これに、月に数回の91人が続いた。利用中のWi-Fi回線に満足している人が多いことが明らかになった。

Wi-Fiルータ交換の経験とその効果

Wi-Fiルータを交換したことがあるかについて聞いたところ、はいと答えた人が198人に上った。

Wi-Fiルータを交換したことがある人にその効果を聞いたところ、変わらないという回答が145人で最も多い結果となった。これに、少し改善したという回答が95人で続いた。

  • Wi-Fiルータ交換後の速度状況 引用:ぴかまろ

同社は、Wi-Fiルータを交換してインターネットの速度が改善するケースとして、ルータが古くて回線速度をフルに活用できていなかった場合、Wi-Fi4にしか対応していなかった場合を挙げている。

逆に、Wi-Fiルータを交換してもネット速度が改善しないケースとしては、光回線をADSL・VDSL回線のマンションで利用している場合、すでにWi-Fi6対応などの高性能のルーターを使用している場合が挙げられている。

また、電子機器などによる電波干渉がネット速度低下の原因となる場合もあり、この場合はWi-Fiルータが原因ではないため、ルーターを交換してもネット速度が改善する可能性は低いという。