AIスタートアップのPerplexity(パープレキシティ)が5億ドルの新規資金調達を行う。同社の評価額は90億ドルと、6月から3倍に跳ね上がったという。

2022年に設立したPerplexity

Perplexityは“アンサーエンジン"としてAIチャットボット形式の検索エンジンを提供するスタートアップ。インターネット上にある情報から高速に回答が得られ、対話形式で深掘りできる。OpenAIでAIリサーチャーとして勤務していたAravind Srinivas氏(現在、CEO)らが2022年に設立、Googleのライバルと言われている。

最新の投資ラウンドはInstitutional Venture Partnersが主導し、今月はじめに完了したという。Perplexityはコメントを控えている。

12月18日付のBloombergによると、同社の評価額は4月に10億ドル、6月に30億ドルと推移し、今回は90億ドルだという。Amazonの創業者であるJeff Bezos氏やNVIDIAなどが投資しており、6月の投資ラウンドにはソフトバンクも参加している。

Perplexityは無料版のほか有料版を提供し、10月にはAIコラボレーションハブとして「Perplexity Spaces」も発表した。3月時点でのアクティブユーザー数は1500万人。Perplexityは同日、データコネクタのCarbonを買収する計画を明らかにしている。