Cloudflareは12月10日、「Cloudflare 2024 Year in Review」を発表した。同レポートは、全世界のインターネットに関するインサイトとセキュリティトレンドと共に、2024年に最も注目を集めたインターネットサービスを調査したもの。
2024年、全世界のインターネットトラフィックが前年比で17.2%増加したという。モバイルデバイスのトラフィックの約3分の1はiOSデバイスからのもので、Androidは29カ国/地域でモバイルデバイストラフィックの90%以上を占めたという。
インターネットサービスのランキング
インターネットサービスは、Googleが3年連続で首位を獲得。これに、Facebook(2位)、Apple(3位)、TikTok(4位)が続き、トップ4は2023年から変動がなかったというWhatsAppが初めて利用されたインターネットサービスのトップ10入りを果たした。
生成AIサービスのランキング
OpenAIが2年連続で首位の座を維持し、Codeium(3位)、Claude(5位)、CoPilot(7位)が新たにトップ10入りを果たした。
Webブラウザのランキング
世界全体で、リクエストの65.8%がGoogleのChromeブラウザから行われたことがわかった。AppleのSafariブラウザからのリクエストはわずか15.5%で、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、 Samsung Internetブラウザがトップ5を占め、いずれもシェアは10%未満だったという。
AIボットのトラフィック
昨今、AIボットやクローラーが、モデルをトレーニングするためにコンテンツを大量に収集することから注目を集めている。中でも、ByteDanceのBytespiderとAnthropicのClaudeBotの活動が特に活発だったが、全体的なトラフィックは双方で年間を通じて少しずつ減少しているという。