メシウスは12月4日、Webシステムに帳票機能を組み込むための帳票開発用JavaScriptライブラリ「ActiveReportsJS(アクティブレポートJS)」の新バージョン「V5.1J」を12月18日にリリースすると発表した。
「ActiveReportsJS」とは
ActiveReportsJSは、クロスプラットフォームで動作する使いやすいデザイナと、ブラウザ上で帳票を表示できるビューワなどを収録したJavaScript製品。
最大の特徴ともいえるのが、行間・文字ピッチの指定、均等割付、縦書き、PDF外字、禁則処理、罫線など、日本の厳しい帳票案件に対応する機能を備えている点。
「ActiveReportsJS V5.1J」の新機能
最新版では、2024年10月にリリースされたフロントエンドフレームワーク「Svelte」の最新バージョン「5」、メタフレームワークとして人気の高い「Next.js」の最新バージョン「15」に対応する。
レポートデザイナには「データ分析機能」が追加された。同機能は、レポートのデータソースから選択したフィールドのデータ型を分析し、表形式の一覧やグラフなどのさまざまなレポートコントロールを提案表示するもの。
選択したデータセット項目のデータ型を分析し、TableやTablixなどの表形式に加え、散布図、折れ線グラフ、エリアチャート、バブルチャート、縦棒グラフ、積層縦棒グラフといったチャートコントロールを提案表示する。
また、「マスターレポート」機能が追加された。同機能は、定型的な「会社のロゴ」や「住所」、「発行日」「定型文」といったコントロールやデータソースをあらかじめレポートデザインとして作成し、共通化することができる。
同機能により、レポート共通で使用するレイアウトを都度作成する必要がなくなり、効率的な帳票開発を実現する。共通項目が変更になった際は、マスターレポートを変更すると参照するすべての帳票に適用される。