Microsoftは2024年11月21日にWindows 11 バージョン24H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5046740」をリリースした。この更新プログラムにはさまざまな新機能が含まれており、順調にいけば2024年最後の大型アップデートとなる。
Windows Latestが、「Windows 11 KB5046740 24H2 adds many features (direct download .msu)」において、KB5046740の新機能を紹介しているので、そのポイントを整理してみよう。
タスクバーやスタートメニュー、設定アプリなどが改善
Windows Latestは、KB5046740におけるおもな変更点として特に次の新機能および機能拡張を取り上げている。
- タスクバーの日付と時刻の表示が短縮され、見栄えが良くなった
- スタートメニューにピン留めされたアプリから、右クリックでジャンプリストにアクセスできるようになった
- 設定アプリが拡張され、タッチスクリーンのエッジジェスチャー用のセクションなどが追加された
- タスクマネージャーの切断およびログオフダイアログにダークモードが導入された
Microsoftは最近、タスクバーやステータスバー、スタートメニューなど、デスクトップの基本構成の改善に力を注いでいる。KB5046740における変更は、引き続きユーザー体験の微調整が行われていることの表れと言える。また、設定アプリの拡張については、コントロールパネルの非推奨化に向けた準備の一環でもある(参考記事:Microsoft、Windowsのコントロールパネルをついに非推奨化か | TECH+(テックプラス))。
KB5046740には、上記のほかにもさまざまな改善や既知の問題の修正が含まれている。ただし、変更点のうちの一部は段階的にロールアウトされるため、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではないので注意が必要。詳細は下記リリースノートにまとめられている。
KB5046740は手動でのインストールが必要
KB5046740はオプションの更新プログラムなので、デフォルトでは自動アップデートの対象にはなっていない。そのため、適用するには設定アプリのWindows Updateのページから手動でインストールするか、Microsoft Updateカタログから該当するプログラムをダウンロードして実行する必要がある。
この更新プログラムに含まれている変更点は、このまま問題が発生しなければ、12月10日にリリース予定の月例更新プログラムに含まれて正式リリースされることになる。したがって、リスクを避けたいユーザーは正式リリースを待つのがいいだろう。