The Registerは11月25日(現地時間)、「QNAP NAS users locked out after firmware update snafu • The Register」において、QNAP製NAS(Network Attached Storage)のファームウェアアップデートに不具合が生じたと発表した。不具合の影響を受けたデバイスはログインできなくなる可能性がある。
不具合の存在するファームウェア
11月15日(現地時間)にリリースされた不具合の存在するファームウェアバージョンは次のとおり。
- QTS 5.2.2.2950 build 20241114
不具合を修正したファームウェア
不具合を修正したファームウェアバージョンは次のとおり。
- QTS 5.2.2.2958 build 20241121
不具合の影響を受ける製品
ファームウェアアップデートにより不具合の影響を受けると見られる製品は次のとおり。
- HS-453DX
- TBS-453DX
- TS-251D
- TS-253D
- TS-653D
- TS-453D
- TS-453Dmini
- TS-451D
- TS-451D2
対策
不具合の存在するファームウェアをインストールし、影響を受けているユーザーにはダウングレード更新または再アップデートすることが推奨されている。具体的な手順は「QNAP Addresses Recent QTS 5.2.2 Operating System Update Issues | QNAP (US)」にて解説している。
しかしながら、この手順を実行するにはWebインタフェースにログインする必要があり、ログインできないユーザーは対処できない矛盾した内容となっている。一部のユーザーはすべてのドライブを取り外すことでファームウェアアップデートが可能と報告しているが、正規の手続きとしてQNAPサポートに連絡し、正しい手順を確認することが望まれている。