ダイキン工業とNECは11月22日、マイクロソフトが提供するBtoBメタバースプラットフォーム「Micosoft Mesh」上に空調機点検・診断ができる仮想空間を構築し、サービスエンジニアを対象とした現場環境に近い体験型研修を運用開始したことを発表した。

  • 研修のイメージ

    研修のイメージ

研修の概要

今回開発した仮想空間での研修は、マニュアルで学んだロジックや現場で得られる運転データ、視覚要素などをもとに不具合がでている空調機を点検する。現場で顧客に対して提供しているサービスを仮想空間で再現することが可能。

メタバースプラットフォームとデバイスは、社内利用やBtoB利用に適した「Microsoft Mesh」「Meta Quest 3」を採用。受講者や講師はそれぞれPCから仮想空間内に入り訓練を行う。

従来の対面での実機実習では難しかったリアルな現場環境体験が得られるほか、空間内の所作や行動データをレポートにして、作業の振り返りや教科書手順との比較ができる受講生や講師を支援する機能も搭載している。

  • 研修中の様子

    研修中の様子