MonotaRO(モノタロウ)は11月8日、「お客様の利便性向上に向けた取り組み~当日出荷締め切り時間延長について~」をテーマにした報道向け説明会を開催した。執行役オペレーション管掌物流部門長の北下浩市氏が登壇した。
説明会では、注文受付時間の延長を来年には一部地域を除いて17時まで延長することを発表した。
在庫管理の最適化に関する本紙の問いに、北下氏は「大きな拠点を東西に構え対応している中、在庫をどこに持つかは、工夫の余地があるだろう」と話した。その上で総合的に取り組みを進めている最中であるとした。
物流拠点の拡大や自動化設備などの導入で出荷能力が向上し、物流全体のレベルが上がっている点を説明し、今後はさらなるサービスの利便性を強化する方針も示した。
物流拠点は2028年5月に4カ所目となる「新関東DC(ディストリビューションセンター・仮称)」の開設を予定。「新関東DC」は、同社の物流拠点の中でも、最高水準の出荷能力を持つセンターとし、1日に30万行の出荷を行うものをしていく。
▲各物流拠点の倉庫内能力
今年5月には全国で置き配サービスが利用できるようになったほか、今年9月から地域限定で進めている注文受付時間の延長(15時から17時)を、来年3月には一部地域を除いて全国展開していく予定だ。
自動化設備の導入による出荷能力の向上や、設備機器導入に伴う人員の配置、庫内管理の工夫などについても紹介した。