Clouderaは11月20日、生産性を大幅に向上させ、データワークフローを効率化するセキュアなアシスタント機能を搭載した「Cloudera Copilot for Cloudera AI」を発表した。データサイエンティストやエンジニア、開発者のプロジェクト成果を高め、信頼性の高いAIアプリケーションを迅速に本番環境へ導入できるように支援する。

  • Cloudera ロゴ

    Cloudera ロゴ

デジタルトランスフォーメーションやAI導入が進む現場では、データ専門家が生産性向上、コラボレーションの強化、データの重複排除といった課題に直面している。これらの課題に対応するため、Clouderaは新たなAIアシスタント「Cloudera Copilot」を発表した。

Cloudera Copilotは、コンプライアンスとガバナンスを重視したセキュアな設計が特徴で、大規模なデータワークフローの統合を支援するとともに、AIを活用したコーディングサポートやオンデマンドサポートを提供する。

同社はこれにより、信頼性の高いデータパートナーとしてだけでなく、安全かつハイブリッドなAIソリューションのリーダーとしての地位をさらに強固にしたという。Cloudera Copilotの発表によりClouderaは、データプラクティショナーに特化したAIアシスタントを提供する業界初のデータアナリティクスプラットフォームベンダーとなったとしている。

Cloudera Copilotの主なメリットは、コード生成やデータ変換、トラブルシューティングの自動化により、データプラクティショナーが重要な業務に集中できる環境を提供し、一貫したコーディング支援でチームの効率的な作業が可能になるとともに、高度なコーディング基準を維持しエラーを削減しながら、オンデマンドのガイダンスや最適なソリューション、インサイトを提供することでプロジェクト成果の向上を実現する点にある。

業界アナリストのSanjeev Mohan氏は、次のように述べている。「企業の生命線であるデータプラクティショナーの業務効率を高めるために特別に設計されたAIツールを提供することは、企業全体に利益をもたらします。Cloudera CopilotのようなAIアシスタントは、AIツールにアクセスできる従業員の範囲を拡大し、組織全体がAIのメリットを最大限に活用することを可能にします。これにより、可視性、効率性、生産性が向上します」

Clouderaでソリューションズ エンジニアリング マネージャーを務める吉田栄信氏は、次のようにコメントしている。「Clouderaの安全なハイブリッドAIソリューションは、日本企業の生産性向上とデータワークフローの効率化を支援し、データ主導のインサイトを大規模に活用できる環境を提供します。最新のCloudera Copilotは、データプラクティショナーやITリーダーが直面する生産性やコラボレーションの課題に対応するAIソリューションです。これにより、企業はデータからビジネス価値を引き出し、イノベーションに集中できる環境が整います」