Googleは11月12日(現地時間)、「4 new Chrome iOS improvements」において、iOS版Google Chromeに4つの新機能を追加したと発表した。
このアップデートによって、Google レンズを使った画像とテキストでの同時検索、Google ドライブやGoogle フォトへのシームレスなファイルの保存、Google マップによる地図機能の強化などが可能になる。
画像とテキストの同時検索
従来のiOS版Chromeでは、Google レンズとの連携で画像を使った検索を行うことはできたが、それには検索用の画像をカメラで撮影するか、ギャラリーからアップロードする必要があった。
新しいChromeでは、ビジュアルクエリに対してテキストによる検索条件を追加できるようになり、画像とテキストを組み合わせた条件で検索を行うことができる。
ファイルや画像のGoogle ドライブ/フォトへの保存
新しいiOS版Chromeでは、ファイルや画像を直接Google ドライブやGoogle フォトに保存できるようになった。Google ドライブにファイルを保存するには、ファイルの保存時に保存先としてGoogle ドライブを選択するだけでよい。
また、画像をGoogle フォトに保存するには、対象の画像を長押しして、コンテキストメニューから [Google フォトに保存] を選択する。ローカルへの保存を省略できるため、ストレージの節約につながるという。
お買い得商品を探す
Googleでは、オンラインの商品情報分析ツールとして「Google Shopping Insights(ショッピングインサイト)」と呼ばれるサービスを提供している。新しいiOS版Chromeで商品情報を探す際、対象の商品がショッピングインサイトに登録されていれば、アドレスバーにお買い得品の通知が表示される。その通知をタップすると、価格の履歴や価格の追跡情報、 その他購入オプションなどの情報が表示される。
この機能は現在は米国でのみ利用できるが、今後数カ月以内に他の地域にも展開する予定だという。
住所をタップして地図を表示する
これまでもChrome内でGoogle マップの地図を表示することは可能だったが、新しいiOS版Chromeではその連携が強化され、住所をタップするだけでその住所の地図をChrome内でミニマップとして表示できるようになる。
現在、この機能は一部地域とユーザーにおいて実験中であり、今後数カ月かけて全世界に展開していく予定とのこと。