マネックスグループは11月13日、Web3事業ポートフォリオを象徴する新ブランドとして「Monex Web3」を立ち上げたことを発表した。

デジタル資産やWeb3はお金や資産の枠組みを再定義し、仲介者を介さずに個人が自由に資産やデータを管理できる社会を実現すると期待される。そこでMonex Web3では、この変革を先導し誰もが自己実現を果たすための新しい価値と環境の提供を目指すという。

Monex Web3が提供する各サービス

Monex Web3ではWeb3の技術を活用した課題解決や新しいビジネスの立ち上げを検討する企業に向けて、以下のようなサービスを展開する。

Monex Web3支援サービス

Monex Web3支援サービスは、Web3参入を検討する国内外の企業やプロジェクト向けに、マネックスグループ全体の暗号資産およびブロックチェーン事業をはじめとするWeb3領域の知見や経験を生かし、リサーチ、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)の企画から発行、コミュニティ構築、IEO(Initial Exchange Offering)などを支援する。

Monex Web3カタログ

Monex Web3カタログは、Web3に特化した資料請求サイト。Web3参入を検討する企業であれば無料で事業者向けのWeb3ソリューションをカテゴリ別に検索し、説明資料を一括で取り寄せて比較検討できる。Web3ソリューションプロバイダは同サイトへの情報掲載を通じて導入検討企業からの新規問い合わせ獲得が狙える。

Monex Web3ディストリビューション

Monex Web3ディストリビューションは、Web3ソリューションの取次・販売代理事業。Web3参入を検討する企業に対し、各社の課題や目的に応じた適切なWeb3ソリューションを選定し、導入までサポートする。Web3ソリューションプロバイダに対しては、パートナーとして導入検討企業の発掘から取次までの営業支援を提供する。

メタバース事業「OASIS」

OASISは「豊かな自分に変化するためのきっかけや新たな出会いの場を創出する」というビジョンをもとにストーリーや体験を設計する「メタバース×NFT」のコミュニティ。The Sandbox、Decentraland、フォートナイトといった複数のプラットフォームをまたいでメタバース都市を持つプロジェクトとして稼働する。

今回、The Sandbox上にあるメタバース都市「OASIS TOKYO」を一般公開した。OASISではコミュニティメンバーやクリエーターと共に各メタバース都市を活用して、新たな体験価値の創造にチャレンジしているという。

ビットコインポイ活アプリ「Cheeese」

Cheeeseは(チーズ)は普段の歩行やニュースの閲覧だけでビットコインがもらえるポイ活アプリ。仮想通貨(暗号資産)の代表格であるビットコインをポイント感覚で稼げるとのことだ。企業はWebサイトへのサービス掲載やユーザーに向けたアンケート配信などに、マーケティングツールとしてアプリを活用できる。

Monex Web3 ID(予定)

今後Web3ではデジタルIDが重要になるとの見通に基づき、個人にひもづくブロックチェーン上のIDである「Monex Web3 ID」の提供を予定している。IDはブロックチェーンやWeb3に詳しくない人でも簡単な方法で受け取れるとしており、Monex Web3エコシステムへ参加する際の個人IDとして機能する。