浸透する生成AIだが、企業経営に関連する判断や責任を担わなければならないマネジメント層はどのように活用しているのだろうか?データによる企業変革をサポートするウイングアーク1stが売上高100億円以上の企業の部長やマネジメント層535名を対象とした調査結果を発表した。

(同社資料より)

使い方も千差万別な生成AI。大きな売上を担う企業のマネジメント層実態調査では、「活用中」が23.3%、「活用できる取り組みを進めている」が28.8%、「活用を検討している」が19.4%と、7割以上が業務上での利用の実施、および検討へと至っている。気になる実際の活用方法(活用予定を含む)だが、過半数(n=382/複数回答)が「分析業務(データ分析、レポート作成の自動化)」(53.4%)を挙げており、社内文書作成(38.0%)、マーケティング(32.7%)、顧客対応(32.2%)、コンテンツ作成(30.4%)、プロダクト開発(25.7%)と続く。"意思決定など高度なサポートツールとしてより高度な機能を持ってほしい(50.1%)"という理想的な生成AI活用の姿へのマネジメント層の要望を裏付けている。

ウイングアーク1st 執行役員 Data Empowerment事業部長の大澤重雄氏は、生成AIの活用が進むとビジネス成果につなげる課題がフォーカスされベースとなるデータ品質の確保が重要になることを述べる。重大な意思決定をサポートする分野であればこそ、生成AIの本格的な活用にはデータの品質が欠かせない。分析の精度を落とすわけにはいかないからだ。

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