Ridgelinezは11月6日、企業のアジャイル成熟度を診断するサービスを提供開始することを発表した。同サービスはアジャイル開発と組織変革の専門コンサルタントが独自のアジャイルフレームワークと生成AIプラットフォームを活用して、企業のアジャイル成熟度を診断する。

このサービスは企業のアジャイル成熟度診断に特化することで、現在のアジャイル施策と経営戦略との整合性検証や、組織変革の阻害要因の特定も可能な点が特徴。アジャイル組織変革に向けて、企業が組織文化や既存プロセスの見直し、アーキテクチャ刷新などの具体的な施策を検討し実行できるよう支援するという。

サービス概要

同サービスではアジャイル成熟度のWeb診断(無償)とインタビューによるアセスメント(有償)を提供する。アジャイル成熟度のWeb診断はRidgelinezのアジャイル実践知見を学習した生成AIプラットフォームによる無償診断で、組織のアジャイル成熟度を簡易的に把握できる。24個の設問に回答することで、アジャイル成熟度を6つの評価軸で診断。

  • 診断結果のイメージ

    診断結果のイメージ

インタビューによるアセスメントでは、Ridgelinezの専門コンサルタントがインタビューとアセスメントを実施し、診断結果のレポートを提供する。RidgelinezはSAFe(Scaled Agile Framework)やScrum@scale、LeSS(Large-Scale Scrum)など、アジャイルのグローバルベストプラクティスをふまえて、日本企業の特性に合わせて経営戦略とIT戦略の整合性、組織風土や文化といった7つの重点要素を加えた独自フレームワークを提供する。

こうしたフレームワークに沿ってきめ細やかな分析を行うことで、企業が抱える課題を俯瞰して整理する。企業のありたい姿に向けて個々の企業に合わせた最適なアジャイル組織像を定義し、その実現に向けて必要となる全社横断的な施策を検討する。この施策の検討は企業の経営層やIT部門、人事部門など、アジャイル変革に影響を受ける関係部署のキーパーソンと共にRidgelinezのコンサルタントが実施する。

  • インタビューによるアセスメントの流れ

    インタビューによるアセスメントの流れ