吉本興業と三菱商事は11月6日、超高齢社会の到来を見据え、認知症や脳の老化などの予防、ウェルビーイングの実現が求められているなか、笑いが健康にもたらす効果が改めて注目されていることを背景に、笑い×ヘルスケアで生活者の健康課題解決に取り組むことを発表した。
生活者の健康データの捕捉やモニタリング、お笑いコンテンツの制作などにあたっては、三菱商事のもつDX(デジタルトランスフォーメーション)の知見を活用し、お笑い×デジタルによる新しい付加価値共創を目指す。
業務提携契約の内容
今後、吉本興業はこれまでの事業で培ったコンテンツやコラボレーショングッズの企画・制作を担い、三菱商事は国内外における人材とネットワーク、デジタル・ヘルスケアなどの事業知見、小売り・雑貨の製造販売網を活用するほか、人材を交流させることで新規事業の創出を目指す。
具体的には、「笑いによる健康課題解決を基軸とした新規サービス」「デジタル技術を活用した新規コンテンツの共同制作・配信」「お笑いコンテンツの海外展開」「両社グループの事業基盤を活用した地域活性化」「グッズ製造・販売」「そのほか新規サービス」について共同検討を開始する。
今回の取り組みを通じて、吉本興業と三菱商事は、世界の人々に健康でよりよい暮らし「スマートライフ」の提供を目指す。