NECは11月1日、同月6日に和歌山県のアドベンチャーワールドで開催される「ドリームデイ・アット・ザ・ズー2024 in アドベンチャーワールド」において、顔認証を活用して障害のある子どもとその家族が手間なくスムーズに入場や店舗決済を実施するための実証を行うことを発表した。
実証の概要
「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」は、障害のある子どもとその家族を動物園・水族館に招待し、気兼ねなく楽しいひと時を過ごしてもらうための国際的なプログラム。
閉園後の動物園・水族館に家族を招待することから、「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」という名称で世界中に広まっているが、同イベントは、日中開催のため「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」と名称を変更して開催されている。
昨年度は、ミライロのデジタル障害者手帳「ミライロID」とNECの顔認証サービスを連携し、障害者手帳の提示など障害のある人にとって手間と時間のかかる入場時の本人確認を顔認証のみで実現した。
ミライロIDは、障害者手帳を所有している方を対象としたスマートフォンアプリ。
ユーザーは、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などをミライロIDに登録できます。ミライロIDを本人確認書類として認めている公共機関や商業施設において、障害者手帳の代わりに活用することで、割引などが受けられる。
今年度は、入場時に加えて、ショップやレストランなどを想定した顔認証決済を体験できるデモブースを用意し、顔認証が実現する「新しい快適さ」の体験を提供する。