Googleが「Gemini App」の開発チームをDeepMindに異動させる。これによりAI開発を加速させる狙いだ。

アプリ内での最新モデルの実装を加速

GoogleのAI技術は「NotebookLM with Audio Overviews」「Google Shopping」、医療分野などでの利用が進んでいる。今後、AI開発をさらに加速するために、組織構造を簡素化する。その一環として、Gemini App開発チームをDeep Mindに統合し、Assistantチームの一部はプラットフォームとデバイス事業部に異動する。

Geminiモデルにコンシューマーが直接触れるGemini Appチームが、Deep Mindに移行することで、フィードバックループを改善してアプリ内での最新モデルの実装を加速することを目的としている。

Assistantでは、デバイスとホーム体験を受け持つチームがプラットフォーム&デバイス事業部に異動する。これにより、製品側との連携を密にできるという。Pichai氏は合わせて人事の変更も告げている。検索と広告を率いてきたPrabhakar Raghavan氏は、チーフ・テクノロジストに就任する。

これにより、自身の専門である研究に戻る格好になる。これに伴い、Raghavan氏のこれまでの役割の多くをNick Fox氏が担うことになる。Fox氏はGoogle FiやRCSメッセージなどの製品ローンチを成功させた人物だという。