SCSKは10月11日、Microsoft Azureに顧客専用の生成AI環境を構築するサービス「生成 AI 統合活用基盤」を提供開始すると発表した。
「生成 AI 統合活用基盤」の概要
「生成 AI 統合活用基盤」では、生成AIの利用に必要な認証やセキュリティなどの共通機能に加え、RAG (Retrieval Augmented Generation)環境を提供することで、生成 AIから精度が高い回答が出力できるようになる。
また、共通機能と個別学習・対話機能を分けて配置することで、企業の自社データ活用と業務効率化、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進、セキュリティ・ガバナンスの向上を支援する。
「生成 AI 統合活用基盤」の特徴
「生成 AI 統合活用基盤」は、 事業や業務ごとに異なる生成AI環境を、1つの画面から操作可能で、標準の生成 AI チャットと個別学習モデルを活用したチャットをタブを切り替えて使い分けられる。
また、Microsoft Entra IDを利用した認証とAzure セキュリティ基盤を標準装備しているほか、アカウントやパスワードの管理、ログの取得などの共通機能の一元管理が可能。
加えて、 各種ドキュメント(Microsoft Office 文書、PDF、CSV、HTML、JSON など)をRAGへの学習データソースとして取り込み可能で、 テキスト検索、ベクトル検索、ハイブリッド検索など複数の検索モデルを選択することができる。