KDDIは10月7日、AI時代に展開するビジネスプラットフォーム「WAKONX(ワコンクロス)」を構成するアセットとして、Googleの生成AIモデル「Gemini」を活用した生成AIソリューションの提供を開始することを発表した。Geminiにより企業内データと連携することで、効果的な生成AIチャットの業務活用やホームページサイト内検索機能の実装を支援する。

提供サービス内容

同サービスで提供するGemini活用生成AIチャットソリューションでは、Geminiモデルを利用して企業内データと連携することで、高セキュリティかつ効果的な生成AIチャットの業務活用を支援する。

  • Gemini 活用 生成AIチャットソリューションの構成図

    Gemini 活用 生成AIチャットソリューションの構成図

また、Gemini活用生成AIサイト内検索ソリューションでは、企業のホームページサイト内にGeminiモデルを活用した検索機能を実装して操作性向上をサポートする。

  • Gemini 活用 生成AIサイト内検索ソリューションの構成図

    Gemini 活用 生成AIサイト内検索ソリューションの構成図

サービス提供背景

企業や自治体において生成AIの導入による業務効率化のニーズが高まる中、これまでの調査検証フェーズから本格的な業務活用に向けたフェーズへと移行している。一方で、生成AIの業務活用には高度な技術と専門知識が求められ、開発やトレーニング、データ収集など技術的な課題も残されている。

KDDIは2023年9月に法人向けに生成AI導入サポートを開始して以来、生成AIソリューションの提供と機能の拡張を進めている。顧客企業の利用環境や要望に応じて、今回発表した新ソリューションをはじめ多様な生成AIサービスの導入および活用支援を行うとしている。