アクルとW2、ECサイトでのクレジットカード不正利用防止を目的に業務提携

クレジットカードの不正利用対策ソリューションを提供するアクルはこのほど、OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォームなどを提供するW2との業務提携を開始した。ECサイトにおけるクレジットカードの不正利用被害撲滅を目指す。業務提携の開始に伴い、W2のユーザーに向けて、アクルの不正検知・認証システム「ASUKA」を特別価格で提供するキャンペーンを実施する。

アクルは、チャージバック対策システムから保証まで、オンライン上でのクレジットカード決済における不正対策ソリューションを総合的に提供する不正対策コンサルティング会社。

提供するクレジットカードの不正検知・認証ツール「ASUKA」は、物販ECをはじめ、旅行、サービスなど3万サイト以上のECカード加盟店に導入されておりEMV 3-Dセキュアを併用した不正利用対策をはじめ、クレジットマスターアタックと呼ばれる大量アタックの対策として活用できる。

▲不正検知・認証システム「ASUKA」の利用イメージ

このほど、ECサイトにおけるクレジットカードの不正利用被害の削減を目的に、W2との業務提携を開始した。

W2は、顧客のEC事業の「成功」にこだわるシステム会社として、EC事業をトータルにサポートしており、OMO/オムニチャネル対応型総合ECプラットフォーム「W2 Unified」、D2Cリピート通販向けECプラットフォーム「W2 Repeat」を展開している。

今回の提携を機に両社は、W2のサービスを利用するECカード加盟店が、アクルのクレジットカード不正検知・認証サービス「ASUKA」を活用しながらより高い次元での不正対策を実現することを目指す。

近年、クレジットカードの不正利用が社会問題になりつつある中で、国内発行カードにおける番号盗用被害は2023年には504億円となり、年々増加傾向にある。2024年3月に経済産業省が発表した「クレジットカード・セキュリティガイドライン」では、ECカード加盟店が取るべき対策が明記されており、ECカード加盟店はガイドラインに沿ったセキュリティ対策の実施を求められている。

不正利用は矢継ぎ早に起こり、急激に増加する傾向があるため、いかにスピーディーかつシンプルに不正対策を実行できるかが、ECカード加盟店にとって課題となっているとし、ECカード加盟店がより効率的かつ効果的に不正対策可能な環境を整えるべく、今回の業務提携に至ったとしている。

業務提携の開始に伴い、W2利用者向けに、不正検知・認証システム「ASUKA」の導入促進を目的としたキャンペーンを実施する。9月~12月に「ASUKA」の利用申し込みをしたW2利用者は、「ASUKA」を特別価格で利用できる。