夢展望、中国・台湾へ販路拡大 新たな事業社と連携、海外展開を加速

ECを中心にアパレル事業を展開する夢展望はこのほど、新たな事業者と連携し、中国・台湾への越境ECの販路を拡大すると発表した。主力ブランド「DearMyLove」を中心に海外展開を図り、新たな顧客獲得を目指す。

夢展望は、「『カワイイ、カッコいい』を安心して手軽に楽しんでもらいたい!」をコンセプトに、ECを中心にアパレル事業を展開している。

経営戦略における重要な戦略骨子の1つとして海外展開を掲げ、2024年8月より越境EC事業を本格的に開始。米国、中国、韓国、台湾エリアに展開しており、2024年8月単月の海外顧客向け出荷金額は、前年同期比の約3倍と大幅に伸長している。

海外顧客、および連携している各販売パートナーからの反響を鑑み、このほど、従来の販路とは差別化を図れる事業社として新たに、中国エリアの代理購入サービス「doorzo(任意門)」、台湾エリアの「HandsUP Crossborder」との連携を開始した。

SIG Serviceが展開する「doorzo」は、日本国内の取引企業が取り扱う商品を代理購入し、海外へ発送するサービス。海外の顧客に対しては、配送費用や手数料が低価格などのサービスを提供していることに加え、提携企業に対しては発送、カスタマーサポート、商品ページの自動翻訳、決済代行、各種プロモーションにおける販売手数料が無料で設定されている。夢展望は、中国における今後の販売拡大を確信しており、「doorzo」とのパートナーシップによって費用対効果の向上を目指す。

一方、「HandsUP Crossborder」は、東京、台北(台湾)、香港・北京(中国)、ニューデリー(印度)、ロサンゼルス(米国)といった世界6地域に拠点を置き、日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」を運営している17LIVE社が展開。日本の商品を台湾の視聴者に紹介する「越境ライブコマース」を希望するクライアントと、弊社が独自に契約を行う1,300名以上の東アジア・東南アジアのKOLとのマッチングを可能にするサービスとなる。

夢展望は、まずは「地雷系」「量産型」商品カテゴリーを象徴する主力ブランド「DearMyLove」を中心に、ブランド認知の向上およびファンの獲得を図り、海外展開を推進する。

さらに引き続き、海外マーケティングやブランディングを加速化させ、各販売パートナーの強みを活かした販売戦略のもと、海外販路の拡張を積極的に進めていく考えを示した。