ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムはこのほど、取締役CTOに社外取締役であった倉貫義人氏、新たな社外取締役に和田洋一氏が就任すると発表した。経営体制の強化を目指し、10月29日開催予定の定時株主総会の決議を受けて、正式に選任する。
クラシコムは、ライフカルチャープラットフォーム「北欧、暮らしの道具店」において、雑貨や衣類などの開発・販売、メディア運営などを行っている。
9月25日開催の取締役会において、経営体制の強化を目指し、社外取締役の倉貫義人氏が取締役CTOに、新たな社外取締役として和田洋一氏を選任候補者として、株主総会に諮ることを決議した。10月29日開催予定の定時株主総会の決議を受けて正式に選任する。
▲前列左から青木耕平社長、佐藤友子副社長。後列左から倉貫義人取締役CTO、社外取締役 和田洋一氏、山口揚平取締役CFO
「北欧、暮らしの道具店」は、2007年にECサイト構築ASPを利用してを開店したが、顧客への提供価値をさらに向上させるため、2016年4月にECシステムを自社開発へと移行。この変化に伴い、エンジニアの採用を強化し、2018年にはソニックガーデンの代表としてエンジニアの組織開発に実績を持つ倉貫義人氏を社外取締役として迎え入れた。
▲取締役CTO 倉貫義人氏
以後、2019年に公開した「北欧、暮らしの道具店」のスマートフォンアプリは380万ダウンロードを突破。2024年7月期には、グループの年間売上は70億円を超える規模に成長した。こうした成長に伴い、効率性やセキュリティの重要性も増す中で、倉貫氏が社外取締役から取締役CTOに就任し、現場に密接に関わりながらエンジニア組織を執行責任者として統括することで、システム開発体制のさらなる安定化を図る。
▲社外取締役(監査等委員)和田洋一氏
加えて、スクウェア・エニックスの元社長であり、エンターテインメントビジネス・金融・グローバル展開、そしてIR体制における広視野な知見を持った和田洋一氏を社外取締役として迎えることにより、さらなる経営体制の強化を目指す。