SCSKは9月30日、AIエージェントが自律的に業務遂行する「SCSK-Multi AI Agent Office」構想に向け、自律型AIエージェントの概念実証を開始すると発表した。

「SCSK-Multi AI Agent Office」構想とは

同社は、技術戦略「技術ビジョン 2030」に基づき、AI駆動型開発やさまざまな業務領域特化型AIの開発に着手している。

そうした中、能動的な対応を可能とする「自律型AIエージェント」、関連する業務を担う複数の自律型AIエージェント同士を連携させることで、より広範な業務プロセスを自動化できる「自律型“マルチ”AI エージェント」の実現が期待される将来を見据え、AIエージェントが自律的に業務遂行する「SCSK-Multi AI Agent Office」構想が策定された。

同社は、バックオフィス業務やシステム開発・運用業務など、多岐にわたるタスクを自律型AIエージェントが協調して遂行する未来を目指す。

  • 「SCSK-Multi AI Agent Office」構想のイメージ

自律型AIエージェントの概念実証の概要

同社は、自社におけるシステム開発やデータ活用プラットフォーム運用のIT関連業務、バックオフィス業務などの領域における概念実証を進め、複数の自律型AIエージェントを連携させた「SCSK-Multi AI Agent Office」構想の具現化を進める。

さらに、自律型マルチAIエージェントを他の業界・業種に適用することも可能にするプラットフォームサービス化に向けた研究開発や顧客との共創を進め、企業が抱える人材課題に対処するソリューションとしての提供を目指す。