アイリスオーヤマ、通販サイトにマーケットプレイス機能導入 10月下旬から出店企業を募集

アイリスグループのアイリスプラザはこのほど、アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」において、マーケットプレイス機能の提供を開始すると発表した。12月初旬の公開を目指し、10月下旬から出店企業の募集を開始する。商品の購入やポイントの活用幅を広げ利用者の利便性向上を図る。

アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」は、アイリスオーヤマ商品を中心に家電や食品をはじめ、家具、ペット用品、日用品など5万点以上の幅広い商品を取り扱っており、2024年9月時点の会員数は400万人に達している。商品の購入に応じてサイト内で使用できるポイントが貯まり、貯めたポイントは商品の購入などに利用できる。

このほど、より多くの商品やサービスを出品できるマーケットプレイス機能の導入を決定した。

国内では、新型コロナウイルス感染症流行を経て新たな生活様式が定着し、通販サイトの利用が急激に増加しており、1世帯当たりの通販サイトの月平均支出額は2018年の1万2610円から2023年には2万753円と、5年間で約1.6倍に増加している。

世界規模で見ると、マーケットプレイス機能を備えた通販サイトは、2021年に前年比約2倍に成長しており、消費者にとってより身近なプラットフォームになっているとし、今回のマーケットプレイス機能導入により、「アイリスプラザ」の取り扱うカテゴリや商品数、サービスの増大、ポイントの活用の幅の拡大により、利用者の利便性向上を図った。

アイリスグループにおいても、「アイリスプラザ」を通じた「お客様の声」を活用することで、アイリスオーヤマの開発コンセプトである「生活者の不満や不便を解決するモノづくり」を加速し、より良い商品開発につなげるとしている。

マーケットプレイスは、10月下旬頃からMirakl社のプラットフォームを基盤に出店企業の募集を開始し、12月初旬の公開を目指す。出店企業と連携するキャンペーンも検討しており、出店企業の売上向上に寄与するだけでなく、利用者にとってさらに使いやすい通販サイトの実現を目指す。

アイリスプラザは、今後も通販サイトの利便性向上のため機能・情報の充実化を図り、利用者の快適生活の実現に貢献していく考えを示した。