Datadogは9月12日、オラクル製品のユーザーが「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上のエンタープライズクラウドネイティブと従来のワークロードを、インフラストラクチャ、アプリケーション、サービス全体にわたるコンテキストでテレメトリを使用してモニタリングできるOCIとのインテグレーションの一般提供を開始した。

OCIとのインテグレーションの概要

これにより、Datadogはオラクル製品のユーザーがオンプレミスからクラウド環境への移行や、AI/ML(機械学習)推論ワークロードをモニタリングできるよう支援するという。 Datadogの20以上のOCI向けサービスと、その他750以上にのぼるテクノロジーとのインテグレーションを使用することで、OCIスタックからメトリクスを収集し、分析することを可能としている。

また、カスタマイズ可能なドラッグ&ドロップ式のダッシュボードとモニタにより、OCIクラウドサービス、オンプレミスサーバ、仮想マシン、データベース、コンテナ、アプリケーションのパフォーマンスをほぼリアルタイムで可視化することができるという。

さらに、GPUの使用状況とパフォーマンスをモニタリングし、アラートを受信することが可能なほか、根本原因を調査して運用パフォーマンスをモニタリングすることで、LLM(大規模言語モデル)アプリケーションの品質、プライバシー、安全性を評価することを可能としている。

加えて、リアルタイムのサービスマップ、AIによるSyntheticモニタ、レイテンシ、例外、コードレベルのエラー、ログの問題などに関するアラートにより、Javaを使用するアプリケーションを含め、アプリケーションの健全性とパフォーマンスについて洞察を得ることができるという。