データ分析で対応するサービスやソリューションを提供するHacobuは、共同輸配送において非効率な運行や車両をデータ解析で抽出、改善し物流の更なる効率化を図るサービス「MOVO X-Data(ムーボ・クロスデータ)」の提供を9月10日に発表した。

物流2024年問題対策として共同輸配送をデータ解析で支援

「MOVO Fleet」(公式Webサイト)

「MOVO X-Data」は、ドライバー不足対策の一つとして注目されている"共同輸配送"をデータ解析技術でサポートするソシューション。共同輸配送は、複数企業が協力しトラックやコンテナなどを共同利用し配送の効率化を図るものだが、複数の荷主企業、物流事業者との統一フォーマットによる情報共有と統合管理、統合運用などが必要で課題も多い。今回、同社は自社の輸送車両の一元管理クラウドサービス「MOVO Fleet」を活用することでこれらの問題をクリアしデータ解析による「共同輸配送」の効率化の提案を可能にしている。パートナーシップを締結する三菱食品と共同で「MOVO X-Data」の実証実験を実施しており、時間、場所、頻度などをベースに効率的な組み合わせ候補を抽出し、効果的な配送コースの再構成を行っている。Hacobuは、2015年6月創業の物流向けアプリケーション開発・販売、コンサルティングを行うベンチャー企業。動態管理サービス「MOVO Fleet」や配送案件管理サービス「MOVO Vista」、ドライバー業務支援アプリ「MOVO Driver」を提供する。

  • 「MOVO X-Data」利用イメージ(同社資料より)