大崎電気工業は9月11日、スマートホームサービスを展開するアクセルラボとスマートホームの普及と開発を推進するため、戦略的なパートナーシップを締結したことを発表した。
提携の概要
今回の提携では、大崎電気が展開する「スマートホームサービス」に、アクセルラボのスマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)」のスマートホーム機能を連携した。
スマートホームサービスは、大崎電気が提供するスマートロックや、宅内IoTサービス。スマートロックは既存の鍵を残したまま、配線工事なしで簡単に設置できる。
ネットワークを利用しないため、ランニングコストがかからず通信トラブルのリスクもなく、テンキー、ICカード、スマートフォンなど多数の方法で解錠を可能としている。
解錠の遠隔化・自動化により、不動産管理会社は鍵の受け渡しや管理業務から解放され、また、パスワード発行履歴が残ることで、いつ・誰がどの部屋のパスワードを発行したかを把握することができ、セキュリティも格段に向上する。
なお宅内IoTサービスは、スマートフォンのアプリケーションから、リモコン付き家電製品(エアコンやテレビなど)の操作と、部屋の状態(温度、湿度、照度、人の有無、ドアの開閉)の確認ができ、入居者の「安心・安全・快適・便利」を実現するサービス。賃貸物件を管理される不動産会社様にとっては、「選ばれる」ための物件の付加価値向上と差別化を、時間とコストをかけずに実現できるサービスとなっている。
一方のSpaceCoreは、不動産会社やハウスメーカーなどの住宅・不動産事業者と居住者・オーナーのためのスマートホームサービス。スマートホーム機器を設置し、専用アプリで家電製品や住宅設備が連動するオートメーション化や遠隔操作可能になる「スマートホーム機能」、物件のオーナーや居住者との契約ごとや日々のコミュニケーションがアプリやスマートスピーカーで円滑におこなえる「リレーション機能」を備え、これらの機能を一元化し、事業者と居住者の双方が活用できるクラウドサービスおよびアプリとして提供している。
今後の取り組み
アクセルラボと大崎電気は、今回の提携を通じてマンションやアパートなどの集合住宅を管理する管理会社向けに鍵管理業務や入居者コミュニケーションなど、各種業務の効率化を実現し、また、そこに住む入居者には、さらなる生活の快適さと利便性を提供していく構え。
今回の取り組みをきっかけにスマートホーム市場におけるイノベーションを加速させ、さらなる成長を目指す。
今後も両社は密接に連携し、不動産管理会社の管理業務の効率化の実現と、ユーザーにとって価値のあるスマートホームソリューションの提供を進めていきたい考え。