ワークスアイディは9月9日、生成AIのビジネス活用に関する最新の調査結果を発表した。企業の12%が積極的に生成AIを活用している一方で、半数以上の企業は導入に課題を抱えていることが明らかになった。
同レポートは、6月18日~7月29日、ワークスアイディ主催のウェビナーへの申込者223人を対象に実施した、ビジネスにおける生成AI活用の現状と課題に対する意識調査の結果に基づくもの。
生成AIの活用を検討している業務は「マーケティング・広報」
今回の調査で、DX(デジタルトランスフォーメーション)市場における生成AIの導入は注目されているものの活用率は低く、積極的に活用している企業は全体の12%にとどまっていることが明らかになった。
多くの企業が生成AIを試験的に活用し始めているが多くの障壁に直面しており、活用は段階的に進んでいる状況だ。特に「結果の正確性が担保できない」「具体的な活用法が思い浮かばない」といった課題が、生成AI導入を遅らせる主な要因となっている。
生成AIの活用を検討している主な業務は、「マーケティング・広報」「IT部門」「営業・接客」「製品開発」「カスタマーサポート」で、多くの企業が複数の業務での活用を模索している。
この結果は、企業が生成AIのメリットを理解しているものの、具体的な活用手段を見つけられず、実践に移行できていない現状を示している。