Repro、サーティワンへの「アプリ収益最大化サービス」導入成果を発表 会員登録後の初月購入率が約25%改善

マーケティングソリューションの提供によりWebとアプリの収益最大化を支援するReproはこのほど、B-R サーティワン アイスクリームの「サーティワン」公式アプリ「31Club」への「アプリ収益最大化サービス」導入成果を発表した。初月購入率が約25%改善した。

Reproの提供する「アプリ収益最大化サービス」は、アプリマーケティングツール「Repro App」と、専門的なノウハウを持ったReproのチームをセットで提供するソリューション。プッシュ通知やポップアップなどによるコミュニケーションを制作会社やエンジニアに頼らず実現できるだけでなく、その施策立案・実施や施策の基となるデータ分析、PDCAまでを一貫して支援し、アプリのグロースを実現する。

このほど、B-R サーティワン アイスクリームの「31Club」アプリにおける「アプリ収益最大化サービス」導入成果を発表した。

「31Club」アプリは、B-R サーティワン アイスクリームの「サーティワン」が提供する公式アプリ。利用者は会員登録等をすることで、来店時や買い物時にポイント(アイスマイル)が貯まり、特典や記念日のクーポンを受け取ることができる。

2024年7月現在、「31Club」の会員数は830万人を突破し、アプリ会員の売上は全体売上の約30%を占めるほど重要な存在となっている。

一方で、会員登録初月にアプリを提示して購入に至っていない会員が6割程度存在し、会員登録から初回購入までに時間がかかることを課題視しており、その解決のため2023年4月よりReproの「アプリ収益最大化サービス」を導入した。

「アプリ収益最大化サービス」では、「31Club」アプリの顧客分析と最適なコミュニケーション設計の提案を行い、プッシュ通知、アプリ内メッセージなどを用いた100を超える施策を投入した。

例えば、アプリを利用してアイスクリームを購入したユーザーに対し、翌日にプッシュ通知でサンクスメッセージを送信した施策では、実施前と比較して購入後のアプリ起動率は約9.8倍と大幅に改善した。

「クーポンリマインド」施策では、初月購入率の改善を目的とし、本登録の1日後に初回クーポンを利用していないユーザーに対してクーポンを訴求。クーポン利用率が約2.5倍となった。

Repro Appで実施できる施策以外にも、顧客の体験改善のためのUIの改善を提案。期間限定フレーバーの訴求を目的としたチェックボックスによる絞り込み機能は形を変え、より高機能な形でアプリに実装された。

こうした施策の結果、「アプリ収益最大化サービス」導入の目的の1つであった会員登録後の初月購入率は、導入後3カ月で約25%改善した。

「アプリ収益最大化サービス」による支援について、B-R サーティワン アイスクリーム マーケティング部 マネージャー 千田竜也氏は、「Reproさんには1年目の目標をクリアしていただきました。現時点ではとても満足しています。『鉄板施策があるなら全部投入してください』『出し惜しみはしないでください』と当初からお伝えさせていただいて、導入直後からかなりの量の施策を実装しました。ヒットした施策もありますし、想定通りの成果だった施策もあります。結果として勝因となったのは、コミュニケーションの全体設計とそこに投下した施策の総合力だったと考えています」と話す。

「また、Reproのツールでできることを飛び越え、アプリ内で改善したほうが良さそうなことには積極的に意見を出してくださっています。自分たちのソリューションの領域外の話もしてくださるのでとてもありがたいですし、だからこその信頼感があります」とコメントした。