決済代行のDGフィナンシャルテクノロジー（DGFT）はこのほど、ニッセンと合弁で設立していた後払い決済のSCOREを完全子会社化した。SCOREが提供している後払いサービスは、通販に強いのが特徴。導入企業数は3000社以上となっている。今後は、DGグループ全体のソリューションとしてサービス提供を強化するとしている。
SCROREは、「スコア後払い」を提供している。通販の老舗のニッセンが、通販会社のために作った後払いサービスだ。利用者や導入企業からの問い合わせを受け付けるコールセンターにおいても、通販のノウハウを持つオペレーターが対応を行っている。
通販会社からの要望を柔軟に取り入れながら、システムのカスタマイズが行えるとしている。例えば、後払いの支払期限を、デフォルトで14日間と設定しているが、商品の特性に合わせて、短くしたり、長くしたりすることが可能だという。
購入者の審査の方法や、返品のスキームなども、加盟店である通販会社の要望に合わせてカスタマイズ対応ができるとしている。
DGFTでは、2023年に開始した端末レス決済サービス「CloudPay Neo（クラウドペイネオ）」の決済手段に、「スコア後払い」を組み込み、サービスを展開している。
DGFT・営業本部本部長の野極徹執行役員は、「DGFTの決済サービスに『スコア後払い』を組み込むことにより、後払いニーズの高い、アパレル系や定期通販業種への提案レベルを向上させていっている。多様な加盟店の利用シーンに合わせて、決済を提案できるようになる。まだ後払いを導入していない、DGFTの加盟店にも、アップセルを行い、加盟店さまのECサイトの利便性向上につながるサービスを提供してきたい」と話している。
