Microsoftは8月29日(米国時間)、「Improved user experience for Dictate in new Outlook for Windows and Outlook for the web」において、Outlook for WindowsおよびOutlook for Webのディクテーション機能のアップデートについてアナウンスした。最新のアップデートではディクテーション機能UXが向上し、さらに使いやすくなっているという。
ディクテーション用のフローティングメニューが登場
Outlookのディクテーション機能は、AIの支援によって、音声コマンドを使用したメールの作成や送信などの操作を行える機能である。Copilot for Outlookの機能の一部として提供されており、現在50以上の言語をサポートしている。Outlookのディクテーション機能の詳細は、次のサポートページにまとめられている。
最新のアップデートでは、このディクテーション機能に対して次のような改善が行われているという。
- フローティングメニューのマイクアイコンで簡単にディクテーションを一時停止できるようになった
- 歯車アイコンで設定オプションにアクセスし、音声言語の変更や優先する録音入力の選択、自動句読点のオン/オフや不適切な表現フィルターのオン/オフなどといった設定の変更をできるようになった
- [?] アイコンでディクテーションのヘルプを表示できるようになった
現在、これらの機能はすべてのOutlook for WindowsおよびOutlook for Webのユーザーが利用できるようになっているという。なお、iOS版およびAndroid版のOutlook(Outlook Mobile)で従来提供されていたディクテーション機能は、Copilot支援を受けない古いバージョンであり、2024年9月で廃止される予定となっている。