UOKIN LABO、トレーニング食に魚を提案 リピート購入、まとめ買いが多い理由は?

ストークは、2022年から運営するECサイト「UOKIN LABO(うおきんラボ)」で、魚を使用したフィットネス食品を販売している。体づくりに取り組む顧客を獲得しているほか、ボディービルダーやトレーナーによるレビューやSNS投稿も増えているという。

調理不要で食べやすい魚の食品を提供している。濱名栄作代表は「魚×健康食品で日本一のブランドにしたい」と話す。

主なターゲットは、週に3~4回トレーニングを行い、高タンパク質で低脂質な食事をしたいユーザー。さまざまな食材から栄養を摂取するほうがいいことが知られているため、鶏胸肉やオートミールに並ぶ新たな選択肢となっている。

リピート率は約4~5割。まとめ購入も目立ち、一度に120食分購入するユーザーもいるという。

手で成形しているハンバーグ「魚筋バーグ」は自社工房で製造しており、製造量は月2000食が上限。増えている需要に応えるため、製造ラインの強化を進めていく予定だ。

▲「魚筋バーグ」

SNSでは、魚から得られる栄養素に関するマニアックな情報を投稿して、魚食への関心を高めている。食事管理をしてボディーメークに取り組む人は、栄養学を学ぶことが多いため、詳細な情報を心掛けている。

魚を使用したフィットネス食品の開発は、濱名代表自身の経験がもとになっている。

 

体重が100キログラム程度、痛風を患ったことをきっかけにジムに通い始め、筋力トレーニングに熱中するようになった。鶏胸肉や大豆由来の食品など高タンパク質で低脂質な食事をとるようになったが、漁業を生業にする家庭で育った濱名代表は、魚を使用したフィットネス食品がないことに不満を感じたという。

高タンパク質・低脂質をうたう食品をいくつも試したが、心からおいしいと感じることは少なく、続けることが難しかった。同様の理由で続けられない人もいるとみて、おいしさにはこだわっている。