テクマトリックスは8月28日、米Parasoft Corporation(以下略、Parasoft)のJava対応テスト自動化ツール「Jtest」の最新版「2024.1」の販売を開始した。
Javaテストツール「Jtest」にOpenAI及びAzure OpenAI連携機能
「Jtest」は、Javaベースのシステム開発においてソースコードの品質向上と自動化による単体テスト効率化を支援するテストツール。4,000個超のコーディングルールでソースコードを検証する静的解析機能、膨大な処理フローの中からリソースリーク、脆弱性などを検出するフロー解析機能を提供する他、OSSテストフレームワーク「JUnit」で利用できるテストテンプレートやモックを自動作成する。
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「Jtest 2024.1」搭載、OpenAI、Azure OpenAIとの連携機能(同社資料より)
今回のバージョンアップでは、OpenAI及びAzure OpenAIとの連携機能が備わる。静的解析では検出された違反コードの修正案の提案とその解説を出力する機能が追加され、単体テストでは生成AIで既存のテストコードの引数(Parameter)を切り替えて同じテストを繰り返す「パラメータライズテスト」に変換する機能を実装、エラーケースや境界値の追加などにもAIを活用している。
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静的解析機能での生成AIと連携した違反修正機能利用イメージ(同社資料より)
単体テスト運用機能も強化され、新規に単体テストアシスタントで生成するJUnitのテストクラスやテストメソッドに共通処理を定義しテンプレート化する「単体テストテンプレート」機能、必要なテストだけを実行しテスト実行時間とテスト実行漏れを削減する「テスト影響分析」機能が追加された。
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単体テストテンプレート作成のイメージ(同社資料より)
Androidアプリ開発用にAndroid Kotlinプロジェクトのテスト実行とカバレッジ計測のサポートにも対応、Jtestのセキュリティコンプライアンスルールも更新、「CWE(Common Weakness Enumeration) ver.4.14」や「CWE Top 25 2023(+On the Cusp)」「OWASP API Security Top 10-2023」といった18種類のセキュリティコンプライアンスルール(別売オプション)に対応する。対応OSは、64bitのWindows 10、Windows 11、Windows Server 2022、Linux 64bitのLinux glibc 2.12以上、Java 1.3からJava 21をサポートする。
