【「Bカート掛け払い」の手応えは?】Dai 鵜飼智史取締役COO「受発注から請求業務までシームレス化」

BtoB-EC専用カート「Bカート」のDaiは8月1日、導入先が2000社を突破した。昨年9月に企業間の後払い決済・請求代行サービスのマネーフォワードケッサイと協業し、「Bカート掛け払い powered by Money Forward Kessai(以下「Bカート掛け払い」)」の提供を始めたことも、導入企業の増加につながっている。Daiの鵜飼智史取締役COOに聞いた。

<導入2000社突破>

――「Bカート」が導入2000社を突破した。

 

コロナ禍をきっかけに、受発注を含めて業務全般をDXしなければならないという機運は引き続き高まっている。BtoB―ECという部分では、「Bカート」を多くの人に認知していただけるようになったが、業務のDXという観点ではまだまだ伸びしろがある。

――「Bカート掛け払い」を開始した。

「Bカート掛け払い」を始めたことで、業務フローのなかに、請求業務が組み込まれる。「Bカート」で受発注から請求業務までデジタル化がシームレスに実現できた企業が増えた。さらに、インボイスや電子帳簿保存法に対応していることもあり、業務を増やさずに、工数を少なく生産性が高められる点で、利用企業には喜ばれている。

「Bカート」が提供している掛け払い決済という点で安心・信頼を得られている。UI・UXの観点から、決済を利用するという意識せずとも気軽に利用できるので「Bカート」と同時に「Bカート掛け払い」を導入するケースも多い。

▲導入実績

<稼働率も当初予想超え>

――サービス開始後の状況はどうか?

想定よりも利用が多く、ストレスなく利用しているという声をいただき、手応えを感じている。稼働率も当初の想定を超えている。

「Bカート」を導入しているある菓子の卸企業では、BtoB‐ECを始めて新規取引先が3年で約20倍になっている。初回の取引から「Bカート掛け払い」にすることで、与信業務を心配することなく、請求業務もなく安心して取引を広げることができる。

お客さまが、いかに障壁がなく安心して取引をできるかを考えており、結果的に新規顧客開拓ができ、売り上げ拡大に寄与できている。サービスの認知をもっと高めて企業の成長に貢献していきたい。