クロスプラットフォームのターミナルエディター「micro」最新版となるv2.0.14が8月28日リリースされた。v2.0.14では、2023年のv2.0.13からの290コミット、171ファイルの変更による改善やバグの修正が多岐にわたり加えられており、ファイルタイプやパターンによるシンタックスハイライトの強化、自動補完やマウスカーソルの動作など細やかな部分の改善変更で使いやすさを向上させている。
検索マッチ時やオンカーソル時の括弧のハイライト制御を行うmatchbracestyle、一致範囲を制御するmatchbraceleft、特定環境でのタブやスペースのエラーを強調表示するhltaberrors、hltrailingwsなどのオプションが新たに加わっており、[Ctrl]+[e]で起動するシェルからset [オプション]で他の多様なオプション同様に試すことができる。コマンドでは、従来の行番号でカーソルを移動できるgotoコマンドに加え、現在カーソル位置からの相対的番号でカーソルを移動できるjumpコマンドも加わるなど、細やかなニーズを組み取っている。そのほか概要はGitHub内のリリースページに掲載してある。
microはクロスプラットフォームのターミナルエディターとしてオープンソースで開発が進められており、タブの追加(Ctrl+e tab)やvsplit/hsplitでの垂直/水平分割、set colorschemeでの多彩なカラースキームなど飽きさせないカスタマイズも豊富に揃える。ソースコードのみならず、テキストを扱う際に便利なテキストエディターのひとつとなる。公式ページほかgithubから各種バイナリをダウロードできる。