パナソニック ホールディングス(HD)は9月2日、地域にある複数店舗の商品をまとめて注文できるECサイト「ハックツ!」のサービス提供を東京都世田谷区で開始する。三茶ワークカンパニーが運営するコワーキングスペース「三茶WORK」に「ハックツ!」の商品受取スポットを設置し、世田谷区での新たなコミュニティの形成を目指す。
パナソニックHDは、「物と心がともに豊かな理想の社会」の実現に向けた取り組みを推進しており、モビリティ事業戦略室では、生活圏の移動を見直し、人やコミュニティを元気にすることを目指している。
少子高齢化が進む日本において、モビリティ事業戦略室が推進するコミュニティ消費プロジェクトでは、それぞれの地域の人々の豊かな暮らしの実現を目指しており、2023年5月から神奈川県藤沢市でECサイト「ハックツ!」のサービス提供を開始した。
「ハックツ!」は、地域にある複数の魅力的な店舗の商品を1つのプラットフォームで注文できるECサイトで、商品は注文者の自宅には配送せず、指定の受取スポットで注文者に直接提供する。配送にかかる個々の工程をカットすることで、利用者は採れたて・出来立ての新鮮で美味しい商品を楽しめる。
さらに不定期で体験イベントを開催するなど、いつでも注文できるデジタルの利便性とリアルな体験の同時提供が可能という特長を備える。この特長を活かして人と人、モノとモノを繋ぐことで互いに顔が見える関係を構築するとともに、地域内での経済循環を生み出す仕組みの構築に取り組んでいる。
9月2日には、三茶ワークカンパニーが運営するコワーキングスペース「三茶WORK」を活用して、東京都世田谷区での提供を開始する。
三茶ワークカンパニーは人と情報が出会い、交わり、きっかけと仲間が生まれる場や仕組みづくりに取り組む、コワーキングスペース事業やマーケット事業等を展開する三軒茶屋のローカルカンパニー。
「ハックツ!」が新たに展開する世田谷エリアでは、「三茶WORK」3階の「茶や」に商品の受取スポットを設置し、出店者や注文者が交流できる場として活用することで、世田谷区での新たなコミュニティの形成を目指す。