長崎県物産振興協会、約6万人の顧客情報流出 ECに不正アクセスで被害

(一社)長崎県物産振興協会は8月7日、県産品のECサイト「e-ながさきどっとこむ」で発生した不正アクセス被害について、6万350人の顧客情報と、7万8840人の配送先情報が流出したと発表した。

 

2021年3月から2024年5月の間にクレジットカード情報の漏えいを確認したほか、2000年10月から24年5月の間にも会員登録した顧客の個人情報が流出した可能性があるとしている。

 

第三者のアクセスによる不正ファイルの設置やペイメントアプリケーションの改ざんがあったという。

 

同協会は今年5月に不正アクセスの発生を公表し、カード会社や第三者調査機関と被害状況調査を行っている。

 

現在はサイトを停止しており、再開は未定。「事態を厳粛に受け止め、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティー対策、監視体制の強化を行い、再発防止を図る」(同協会)とコメントしている。