「ecbeing」、ECサイト構築市場で16年連続シェア1位 占有率は45.6%に

ECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」を提供するecbeingはこのほど、富士キメラ総研の発行する「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」の「ECサイト構築(カスタマイズ型/SaaS)市場占有率」において、国内シェアNo.1を獲得したと発表した。これにより同調査でのNo.1獲得は16年連続となった。

ecbeingは、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に多数の導入実績を持つECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」を展開。。富士キメラ総研が発行している「ソフトウェアビジネス新市場」の「ECサイト構築パッケージソリューション市場占有率調査」において、これまで15年連続で国内シェアNo.1を獲得してきた。

このほど最新の「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」において、「ECサイト構築(カスタマイズ型/SaaS)市場占有率」の国内シェアNo.1を獲得した。

昨今は、「ecbeing」と自動バージョンアップ可能なオプションサービス「マイクロサービス」を組み合わせ、ハイブリッドなクラウド型ECプラットフォームを提供していることから、前年の同調査よりさらに市場規模の大きいカスタマイズ型 SaaS/PaaSカテゴリでの集計対象なったが、結果として45.6%いう圧倒的シェアを獲得した。

「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」によると、国内の主要なEC サイト構築基盤を対象に各ベンダーの売上金額を合計した2023年度の ECサイト構築ソリューションの市場規模は420億円で、前年の304億円と比べて38%増加した。2023年度は、ECシステムとその周辺システムのデータ連携やセキュリティ要件への対応に向け、ECサイトを見直す機運が高まり、投資が進んだことで市場が拡大した。

ECサイト構築ソリューション市場の中でもSaaS/PaaSカテゴリの市場規模は398億円となっており、前年の254億円と比べて57%増加。EC年商規模の大きい事業者を中心に、顧客ロイヤルティ向上のための施策として店舗とECの連携やデータ活用のニーズが大きく、EC単体だけでなくその周辺領域にも注目されてきた。

2024年度は、2023年度に引き続きECサイトの見直しが進められることが予測され、セキュリティ対策への投資が進み、サービスが常に最新化されるSaaS/PaaSカテゴリの需要が増え、SaaS/PaaS市場規模は440億円になると見込まれている。

こうした状況においてecbeingは、ECサイト構築カスタマイズ型SaaS/PaaS市場のシェア45.6%を記録し、ECサイト構築市場16年連続シェアNo.1を獲得した。

市場シェアNo.1を16年にわたり継続できた理由としては、徹底したマーケットイン型の製品開発モデルで成功ノウハウを製品化し、EC事業者にプラットフォームとして展開・還元することにより、EC事業者の売上を向上できたことを挙げた。

さらにECや店舗など各販売チャネルのデータを集約・分析し、新規顧客獲得の施策から、リピート・ファン化促進のCRM施策まで、顧客の一連の行動に対してアプローチを可能とするデータマーケティングツール「Sechstant(ゼクスタント)」や、ECと店舗の顧客データを一元化し複数チャネルに跨る施策も実施可能とする予約管理システム「RESOMO(リソモ)」など、ecbeing誕生から25年で培ってきた豊富な実績・ノウハウを活かしたEC周辺サービスの提供、およびそれらを活かしたマーケティング支援により、各社のECサイトの価値を最大化できた点も評価されたとの見解を示した。

ecbeingの代表取締役社長 林雅也氏は、ecbeingの今後の展望について、「2023年から2024年にかけては、ECと店舗の統合データ活用やAIの活用などの追加投資やサービスを導入する動きが多くなってきました。ecbeingは、クライアントのニーズと市場動向に合わせたサービスを提供すべく、600名の開発体制と250名のマーケティング支援体制、そしてECを運用するためのインフラ・セキュリティなどの環境が整っています。今後もこの環境を強みに、引き続き中堅から大手企業のクライアントへ向け、ECプラットフォームとその周辺サービスの開発・展開、そしてマーケティング支援により一層注力して参ります」とコメントした。