リコージャパンは8月21日、2024年度の事業戦略について記者説明会を開催した。同社は今後、顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を伴走型で支援するために、AIおよびセキュリティ領域を強化するという。さらに、社内での実践を踏まえたGX(グリーントランスフォーメーション)・脱炭素ソリューションについても強化する方針。

2023年11月に社長に就任した笠井徹氏は、業種業務課題を解決するデジタルサービス事業の拡大、地域・社会課題解決に向けた価値提供領域の拡大、高効率な市場カバレッジ体制の再構築、課題創造型体質への変革に向けたデジタル人材への投資拡大、社内DXの加速と経営品質の向上の5点を、同社の主要戦略として紹介した。これらのうち、2024年度は「AI」「セキュリティ」「脱炭素ソリューション」に特に注力するとのことだ。

同氏は「各業界が人材難となる中で、当社だけ社員数を増やして伴走型のソリューションを展開するのは難しい。今いる社員の教育も含め、社内でAIを積極的に活用するなど生産性を向上させる」と今後の方針を語った。

  • リコージャパン 代表取締役 社長執行役員 CEO 笠井徹氏

    リコージャパン 代表取締役 社長執行役員 CEO 笠井徹氏

ユーザーが「使いこなせるAI」を展開

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